第3話: 価格設定のコツ 〜高すぎても安すぎてもダメ!?〜
はじめに
こんにちは、望月凛です!前回は、何を作れば売れるかについてお話ししましたが、今回はさらに重要な「価格設定」について話していきます。え?価格ってそんなに難しいの?と思うかもしれませんが、実は価格設定はビジネスの成否を左右する超重要なポイントなんです。
「高すぎると売れないけど、安すぎても損するし…どうすればいいの?」という声が聞こえてきそうですね。今日は、そのあたりを楽しく、でもしっかり解説していきます!
1. 材料費+労力+α で基本価格を決める
まずは、価格設定の基本中の基本から。やっぱり商品を作るためには材料が必要ですよね。たとえば、布や糸、ボタン、木材など、何を使って作るかによって材料費は変わります。まずは、その材料費をしっかり把握することが大事です。
でもそれだけじゃダメ。あなたの時間と労力も考えなければいけません。「作るのに何時間かかったか」「どれくらいのスキルが必要だったか」など、自分の手間もお金に換算するべきです。さらに、ちょっとしたプラスα、つまり利益も考慮して、最終的な価格を決めましょう。
例えば、材料費が1000円で作業時間が3時間かかったなら、その労力に見合った報酬を考慮して、最終的に2000円〜3000円くらいの価格にする、という感じです。
2. 相場をリサーチする!競合も参考にしよう
さて、次に重要なのが「相場」を調べること。あなたが考えている価格が適切かどうかを確認するために、他のハンドメイド作家さんがどれくらいの価格で同じような商品を売っているかをリサーチしましょう。
例えば、あなたが作ったものが「可愛いコースター」だとしたら、他の作家さんがどれくらいの価格でコースターを販売しているかを見てみます。あまりにも安すぎたり、高すぎたりすると、「これ、ちゃんとした商品なのかな?」と思われてしまうかもしれません。
ただし、相場を参考にしながらも、自分の作品の価値をしっかりと伝えられるように、独自のポイントを打ち出すことも忘れないでください。例えば、手作りならではの丁寧な作業や、オリジナルデザインであることを強調すると、少し高めでも納得してもらいやすくなります。
3. 安すぎると逆に疑われる!?
「価格を安く設定すれば、たくさん売れるんじゃない?」と思うかもしれませんが、実はこれ、大きな誤解です。安すぎる価格設定は、逆に商品のクオリティに対する疑念を招くことがあるんです。
例えば、ブランドもののバッグが急に半額以下で売られていたら、「偽物?」って思いますよね。それと同じで、ハンドメイド商品もあまりに安いと「これ、大丈夫かな…?」と疑われることがあるんです。
だから、適正な価格を設定することが重要です。「この価格だから、このクオリティなんだな」と納得してもらえる価格帯を目指しましょう。安すぎると、せっかくの手作りの価値を落としてしまうことになるので、注意が必要です!
4. プレミアム感を出す方法
ここでちょっと裏技的な話を。商品に「プレミアム感」を加えることで、価格を少し高めに設定しても売れやすくなることがあります。例えば、限定数を設ける、オーダーメイドの要素を入れる、または「この商品には私のこだわりがたっぷり詰まっています!」といった特別感をアピールするのも効果的です。
「この商品を手に入れられるのはあなただけ!」という特別なメッセージを伝えることで、購買意欲がグッと高まります。特にハンドメイド作品は一点物が多いので、その特性を活かしてプレミアム感を演出してみましょう。
5. 割引やキャンペーンも考慮して
もう一つ大事なのが、割引やキャンペーンの計画です。最初から割引価格で販売するのではなく、時々「期間限定セール」や「まとめ買い割引」をすることで、普段は少し高めの価格でも、特別な時にお得感を演出できます。
「この機会を逃したら次はないかも…」という心理をうまく使って、定期的にイベントを行うと、売り上げが安定しやすくなります。もちろん、割引をするときは、それでも利益が残るような価格設定を前提にしておくことが重要です。
まとめ
価格設定は、ハンドメイドビジネスの成功においてとても重要な要素です。材料費や時間、競合の相場、自分の作品の独自性を考えつつ、適正な価格を設定することが大切です。また、安すぎると逆に疑念を招くこともあるので、適正な価格を保ちつつ、プレミアム感や特別感を演出することもポイントです。
次回は、販売チャネルについてお話しします。どこで売れば良いのか?オンラインショップ?それとも実店舗?そのあたりを詳しく掘り下げていきますので、ぜひお楽しみに!
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